第10回大会
第10回大会 全日本こま技選手権大会 特集
2025年3月29日(土)、神奈川県横浜市のこどもの国で第10回全日本こま技選手権大会が開催されました。 雨と寒さの中で行われた大会でしたが、会場には温かい声援と拍手が広がり、過去最多規模の予選と、 予選満点者が続出する高レベルな決勝が展開されました。
RELATED LINKS関連ページ
REPORT大会レポート
2025年3月29日(土)に、神奈川県横浜市のこどもの国で第10回全日本こま技選手権大会が開催されました。 当日の天気は雨。会場の平成記念館は、屋根はあるけれど壁はない、大きな東屋のような場所でしたので開催に支障はありませんでしたが、寒さは少し気になるところでした。
今回は、会場の制約で終了時刻がタイトになっており、例年は午後から始めていた予選も午前中から始めました。 過去最多の16グループに分かれて行われた予選では、初段〜四段の24個の技を一回ずつ行い、24点満点で競います。
自身の技の成否に一喜一憂するだけではなく、同じグループの人が成功するのを見て一緒に喜んだり、失敗した時でもお互いに声を掛け合って励まし合う様子がありました。 グループリーダーの方々をはじめ、参加者の皆さまが作り上げてくださった雰囲気の良さに、毎回感謝するばかりです。 試技前のお手本として、そつなく技を決めてくれたジーコさんに湧く場面もありました。
決勝では、レディース部門11人、小学校低学年以下部門10人、小学校高学年以下部門9人、フリー部門16人で競技しました。 ランダムに選ばれる技をその場で行い、失敗したら敗退という決勝戦のルール。その緊張感からか、最初に行われたレディース部門では、最初の技で4人が敗退するという波乱の展開になりました。
レディース部門では、藤本絢香さんが燕尾返しを成功させて優勝。 門馬洋子さんが大車輪を成功させて2位、成瀬琴菜さんが渦潮を成功させて3位となりました。
低学年以下部門では、昨年よりさらに上手な子が多くなっており、予選で一度挑戦している技はほぼ失敗しない、という状態に。 長引く展開となりましたが、二段のリフティングでは4人もの選手が一気に敗退する場面もありました。 1位〜4位は、五段の技である燕尾返しと両手へびで決まりました。
高学年以下部門は、決勝に立った9人全員が予選得点24点満点というハイレベルな戦いに。 決勝技は予選では挑戦していない五段と六段の技のみで、難しい技ばかりでしたが、選手たちは次々と成功させていきました。 かまいたち、白羽取り、背面むちなど、リスクの高い技で少しずつ勝負が動きました。
優勝が決定した技「忍者」では、ひもの位置、角度が悪かったという判定負けで決着しました。 技の完成形を大事に練習できていたかが、勝負の分かれ目となりました。
フリー部門も、予選突破者は全員24点満点。 ようやく出番の来た大人にも声援が飛び、「子どもには負けないぞ!」という気合いも感じられましたが、決勝に上がった3人の大人のうち2人が早々に敗退。 自然と残った1人に注目が集まる中で、最後は小学生3名が残り、勝ち抜いたのは名古屋から参加した石田未生君でした。
全部門の決勝を通して、観客のみなさんが温かい声援や拍手を送ってくれていたのが印象的でした。 くじ引きで出た技の名前を聞いてその難しさにどよめく声、高難易度の技を決めた選手への大きな歓声、敗退していく選手に向けられるねぎらいの拍手。 選手だけではなく、会場にいた全員があの場所の雰囲気を作っていた大会でした。
今回は、時間的に余裕のないスケジュールになってしまい、いつものガムテープでの名札つけや、午前中・終了後の交流タイムなど、しっかりと交流の場が作れなかったことが悔やまれます。 会場の制約もありましたが、人数が100人近くになっていたことで、今まで通りのルールでの進行にも限界が来ていることを痛感しました。
第10回大会は、競技レベルの高さと参加者の増加により、全日本こま技選手権大会が新しい段階に入ったことを示す大会となりました。 来年度以降に向けて、ルールの見直しや、大会のベースとなる「こま技検定」の内容の見直しを進めていく必要性も見えてきました。
RESULTS大会結果
レディース部門決勝
藤本絢香さんが燕尾返しを成功させ優勝
- 優勝藤本絢香 大人/兵庫県/予選20点
- 2位門馬洋子 大人/福島県/予選21点
- 3位成瀬琴菜 大人/愛知県/予選15点
決勝結果一覧
| 順位 | 名前 | 年齢 | 出身地 | 予選突破点数 |
|---|---|---|---|---|
| 優勝 | 藤本絢香 | 大人 | 兵庫県 | 20点 |
| 2位 | 門馬洋子 | 大人 | 福島県 | 21点 |
| 3位 | 成瀬琴菜 | 大人 | 愛知県 | 15点 |
| 4位 | 盛田心 | 大人 | 宮城県 | 16点 |
| 5位 | 行方杏花里 | 小5 | 神奈川県 | 16点 |
| 6位 | 遠藤瞳 | 大人 | 宮城県 | 13点 |
| 6位 | 山瀬知子 | 大人 | 東京都 | 13点 |
| 8位 | 藤田由佳 | 大人 | 愛知県 | 17点 |
| 8位 | 門馬咲葉 | 高2 | 福島県 | 17点 |
| 8位 | 神谷蛍夏 | 小3 | 神奈川県 | 13点 |
| 8位 | 小島織衣 | 大人 | 東京都 | 6点 |
小学校低学年以下部門決勝
井戸拓海さんが優勝
- 優勝井戸拓海 小3/東京都/予選22点
- 2位櫻井大志 小3/富山県/予選24点
- 3位小島健斗 小3/東京都/予選23点
決勝結果一覧
| 順位 | 名前 | 年齢 | 出身地 | 予選突破点数 |
|---|---|---|---|---|
| 優勝 | 井戸拓海 | 小3 | 東京都 | 22点 |
| 2位 | 櫻井大志 | 小3 | 富山県 | 24点 |
| 3位 | 小島健斗 | 小3 | 東京都 | 23点 |
| 4位 | 小野寺奏太 | 小3 | 宮城県 | 24点 |
| 5位 | 中野和樹 | 小3 | 京都府 | 21点 |
| 6位 | 生田倫凰 | 小3 | 大阪府 | 24点 |
| 6位 | 川口和工 | 小3 | 兵庫県 | 24点 |
| 6位 | 吉田晴貴 | 小2 | 埼玉県 | 21点 |
| 6位 | 宮本和治 | 小2 | 神奈川県 | 21点 |
| 10位 | 濱本海 | 小3 | 兵庫県 | 24点 |
小学校高学年以下部門決勝
決勝進出者全員が予選24点満点
- 優勝直井志乃嘉 小6/岐阜県/予選24点
- 2位石田未生 小5/愛知県/予選24点
- 3位川口和工 小3/兵庫県/予選24点
決勝結果一覧
| 順位 | 名前 | 年齢 | 出身地 | 予選突破点数 |
|---|---|---|---|---|
| 優勝 | 直井志乃嘉 | 小6 | 岐阜県 | 24点 |
| 2位 | 石田未生 | 小5 | 愛知県 | 24点 |
| 3位 | 川口和工 | 小3 | 兵庫県 | 24点 |
| 4位 | 生田倫凰 | 小3 | 大阪府 | 24点 |
| 5位 | 小野寺奏太 | 小3 | 宮城県 | 24点 |
| 6位 | 清水駿蔵 | 小6 | 東京都 | 24点 |
| 7位 | 吉野友都 | 小6 | 神奈川県 | 24点 |
| 7位 | 濱本海 | 小3 | 兵庫県 | 24点 |
| 9位 | 櫻井大志 | 小3 | 富山県 | 24点 |
| 10位 | 【棄権】友金桃二 | 小4 | 大阪府 | 24点 |
フリー部門決勝
石田未生さんが優勝
- 優勝石田未生 小5/愛知県/予選24点
- 2位生田倫凰 小3/大阪府/予選24点
- 3位吉野友都 小6/神奈川県/予選24点
決勝結果一覧
| 順位 | 名前 | 年齢 | 出身地 | 予選突破点数 |
|---|---|---|---|---|
| 優勝 | 石田未生 | 小5 | 愛知県 | 24点 |
| 2位 | 生田倫凰 | 小3 | 大阪府 | 24点 |
| 3位 | 吉野友都 | 小6 | 神奈川県 | 24点 |
| 4位 | 藤岡範行 | 大人 | 兵庫県 | 24点 |
| 5位 | 直井志乃嘉 | 小6 | 岐阜県 | 24点 |
| 6位 | 友金桃二 | 小4 | 大阪府 | 24点 |
| 6位 | 山田奏心 | 中2 | 愛知県 | 24点 |
| 6位 | 小野寺奏太 | 小3 | 宮城県 | 24点 |
| 6位 | 川口和工 | 小3 | 兵庫県 | 24点 |
| 10位 | 長谷川仁董 | 中2 | 東京都 | 24点 |
| 10位 | 清水駿蔵 | 小6 | 東京都 | 24点 |
| 10位 | 濱本海 | 小3 | 兵庫県 | 24点 |
| 13位 | 櫻井大志 | 小3 | 富山県 | 24点 |
| 14位 | 佐々木拓真 | 大人 | 宮城県 | 24点 |
| 14位 | 赤坂幸太郎 | 高2 | 東京都 | 24点 |
| 14位 | 岸田圭介 | 大人 | 神奈川県 | 24点 |
PHOTO ARCHIVE写真で見る第10回大会
第10回大会の写真を、アップロードされた番号の若い順に表示します。 写真をクリックすると、画面中央に拡大表示されます。
※写真が表示されない場合は、WordPressメディアライブラリ上のタイトル、スラッグ、またはファイル名が「2024taikai01」から「2024taikai15」になっているか確認してください。
FEATURE第10回大会の特徴
過去最多16グループ予選
参加人数の増加により、予選は過去最多の16グループに分かれて実施されました。
予選24点満点が続出
高学年以下部門、フリー部門では、決勝進出者の多くが予選24点満点という高いレベルになりました。
小学生がフリー部門上位へ
フリー部門の最後に残ったのは小学生3名。若い選手たちの躍進が大会を象徴しました。
声援と拍手の大会
高難度技への歓声、敗退者へのねぎらいの拍手など、会場全体が温かい雰囲気に包まれました。
大会運営の転換点
参加者が100人近くになり、今まで通りの進行やルールに限界が見えた大会でもありました。
次の10年へ
ルールやこま技検定の見直しを進めていく必要性が見えた、次の時代への入り口となる大会でした。
OUTLINE大会概要
第10回大会は、雨のこどもの国で開催されました。 寒さや会場の制約、タイトな進行の中でも、参加者・観客・運営が一体となり、温かく、かつ非常に高いレベルの大会となりました。
- 開催日
- 2025年3月29日(土)
- 会場
- 神奈川県横浜市 こどもの国
- 予選
- 初段〜四段の24技
- 予選グループ
- 過去最多16グループ
- 決勝部門
- レディース・低学年・高学年・フリー
- 写真
- 2024taikai01〜2024taikai15
第10回大会の熱気と課題を、次の大会へ。
歴代大会記録へ戻る